星組 RRR 宝塚大劇場千秋楽公演 配信を見た話
ひさしぶりにヅカのライブビューイングを見た
RRRは映画館で2回見て、YouTubeの動画とかは何度も見てたりする
めちゃ見ている人と比べたら大したことはないが、RRRは色々知っていると思っているうえでの観劇
まあ基本ヅカの公演を表で悪く言う人は少ないので、いまいちというのは目にはしてなかったが、個人的には、
3時間の映画を1時間半にしたから仕方ないところもあるだろうけど、見てる側の感情の深くさせ方が浅く感じた。
当然舞台である以上はアクションは仕方ない
少年を助けるシーンとか、動物を使って戦うシーン(こちらはそもそも動物がいない)とかの迫力がなくなってしまうのは、舞台の限界である。
あと時間の関係か、宝塚の話は「ルートビーム」なので、ラーマの葛藤部分は端折られるのはまあそこも仕方ないであろう。
いや仕方なくないか?
悩んで、結果ビームを助けて、その悩みをシータに手紙に伝えて、それでビームが知って「助けなければ」となるビームにとっても大事なシーンな気も。
まあそこはいいとして個人的に物足りないのは、話の大事な部分である
イギリス人、特にスコットへの怒りを高めるところの弱さと、
ビームとラーマの仲良くなる部分が弱さ
イギリス人への怒りは舞台で表現しづらいかもしれないけど、もうちょっとスコットUZEEEEEと思わせるなにかがあってよかったんじゃないかと。
スコットじゃなくてキャサリンでもいいけど、鞭打つシーンで、映画では血吹雪が見たくて棘付きムチを使わせる外道なわけだが、舞台では大した役ではなかった。
二人が仲良くなるシーンでは、映画だからDosti流れる間に色々なシーンを見せて、すごく仲良くなるのわかるんだけど、舞台でそれは表現しようがない
ならばそこを深く掘ってほしかったとは思う
「俺たち友達だろ」的なセリフがあったと思うけど、映画でありましたっけ? 兄弟・家族であってほしかったなとは。
ビームとジェニーの言葉が通じているとか、そのへんも舞台の限界ですねとか、舞台の限界がたくさんある中で、
逆に舞台の良さを出すところはもうちょっとなかっただろうか
ビームの水とラーマの火の対立とかね
とりあえず恋愛に持っていきがちの宝塚で、何故か脇役のジェイクがいいやつになってジェニーとくっついたまま助けてくれるとか、不思議な違いも結構あった
Do you know Naatu?
まあもうちょいつられて踊ってしまう感あったほうがもっと良かったけど、盛り上がるシーンとしてよかったと思う
鞭打つシーンの歌は、見せ場なのでちゃんとあってよかった。基本主だった曲は使われていたところは映画のファンも満足では。まあここでイギリス人への怒りがMAXになった民衆がってところが弱かったわけですが。
締めはEtthara Jendaで客席降りもあって、これは実際に見たかった
Dostiを流すところの宝塚的兄弟愛を育むシーンを入れて前後半合わせて2時間半で見たかったですね。
色々端折れるところは端折っての1時間半ではあり、物足りない部分は時間的にしょうがない部分もあるんでしょうね…。