統計検定2級CBT受験記

統計検定2級の合格記なんてのはQitaとかにもいっぱいあるので今更感もあるだろうけど、いろいろなのがあっていいのかな的に記載。

統計検定2級 CBT 受けた

統計学に関する試験で、大学基礎レベルな感じらしいですね。大学時代に統計学の授業を取っていた記憶が朧気に出てきた気がしなくもないが、何も覚えてないみたいな感じなので「完全に初心者です!」みたいなノリでした。
あの式が全く覚えられなかった授業が統計学だったんじゃないかなぁ。というか分野的には専門で統計学あっても良い気がしないでもないが。
一応会社では「こんな事やってられっか、今のままだったら仕事辞める!(とは言っていない)異動かデータ分析とかやらせろ!(近いことは言った)」と言っていて、明確にデータ分析的なのを挙げた以上は取っておかないとね的なのが真面目に勉強を再開した理由です。

統計検定2級CBT結果

終わった後紙でもくれるけど、OdysseyのサイトでログインするとPDFがあります↓

最終的な勉強が推定とか検定とかに力を注いだ結果、データ収集・確率・分布が低い感じになってる感は否めない。
解いてて難しい想定の推定・検定の問題にたどり着いてないのに自信がない問題が多かったのは割と怖かったですね。あとで見直すチェックも序盤~中盤に多かったです。
自信があるとは言い難い問題が多く下振れすると死ぬなという感じはあったので、割とホッとしました。

CBT試験

コンピュータ(PC)で受けること自体は昔からやってきたことでした。感動したのはその申込。

  1. 会場を申し込む(支払い等も終わらせる)
  2. 持ってなかったら試験までにOdysseyIDを作る
  3. 本人確認をして試験に乗り込む
  4. 試験時にOdysseyIDでログインする

会場を申し込むハードルが高すぎて何度も心が折れました。
検定が分布表が席に用意されている、電卓持ち込み可など多少特殊なテストというのもあるかもしれません。
Odysseyの欠点は(比較対象はデータサイエンティスト検定のCBTSでの申込)

  • 会場の数が少ない
  • 会場のページが機械苦手系パソコン講座みたいな情報しかなくて試験の案内がないところが多い
  • というか機械苦手系パソコン講座開いているとこで試験が受けられるところが多い
  • 会場の申込みの大多数が、メールフォームかひどいと電話
    • 内部的にはメールではない可能性はあるが、そういうことではない
  • お金の支払も場合によっては会場に払いに行く形

みたいな感じです。
データサイエンティスト検定のときは期間を制限しているからかもしれませんが、集約されたサイト上で予約と支払いが出来ました。メールフォームって15年前か?もっと前か?平成半ばか?
これがPCの試験のものだから笑えないところです。

ちなみに比較的申し込みがマシだった有楽町のOdyssey試験センターみたいなところで受けました。
地下1階にありますが、1階から降り方がわからなくてウロウロしました。多分階段もどこかにあったけど、すぐ探せずエレベータで降りました。
ちなみに東京駅から地下のまま行けますが、地下は慣れてないと迷いやすいと思います。
都心ど真ん中の駅近なので便利です。

統計検定2級のCBTの過去問との違い

CBTの問題集も出たので多少把握しやすいですが、1問1答が多い印象です。
いままでだったら複数問あったものが、(1)だけで終わるパターンもあるし、(1)(2)で計算するような内容はもう計算済みで与えられて(3)に当たる部分だけを答えるようなパターンも有るように思いました。

この違いがあるので出題の問題の種類自体は増えてるかもしれません。過程はわからないが結論から言えることはわかるからというので解けるときもあります。例えばこれは上側検定なのか両側検定なのかで絞れてとか。

あとは途中までラジオボックスだったのに、途中からテキストボックスに半角数字を入れるパターンになります。でも単一選択式は変わらないので変わる意味がわかりません。

そういえばCBTにおいて、分布表ってどうなってるの?って思ってましたが、別で手元に渡される(というか置かれていて)感じなんですね。画面カチカチして切り替えるじゃなくてよかった。
あと紙も特殊とどこかで見ましたが、普通の紙(罫線あり)とボールペンでした。会場によって違うのかしら。

勉強内容

私の初期能力は、理系だが地学系なので数学が得意とはいえない。とかいうと多分怒られるくらいの学歴はあるかもしれないが(院試で数学あるし)、統計学は授業の記憶もないし院試でも出なかったはずというレベル。あ、場合の数みたいのは強いです。多分。
全期間で言えば2年半とかかかってるかもですが、再度初めからやり直してという点では4週間位です。(ただし年末年始込)

入門

昔に一通り読んだ
統計学ってどんなのだろう的に知るのには良かったが、コレ読んで統計2級の問題解いてもさっぱりだった
入門することが目的なので細かく試験範囲を網羅しているというものでもない。とは感じました。統計の入り口としては悪くないのかもしれません。網羅性で言えば、公式のが良いのかもしれませんが、評価低めですね。

問題集チャレンジ1

ここで統計検定の過去問を解こうとする → 全くわからん

私は一体何を学んだんだ……(何も理解していなかった感じ)
このつまづきを回避するのには、もしかしたらCBT対応の問題集は良いものかもしれません。

更に学ぼうと思った

少し読んだが意味不明だったので脱落

動画で学ぶ1

先に過去問やるか悩みつつ間が開いてしまったので再度学び直しをした。

https://www.youtube.com/@toketarou

2倍速で眠たくなりながら聞く。微妙に音が悪かったりして聞きづらいところはありつつ、内容的には悪くなかったとは思います。

動画で学ぶ2

もしかしたら上の動画は網羅性に物足りなさを感じたのかもしれないが、なにかの理由で有料のこちらを購入https://www.udemy.com/course/toukei-kentei/

途中で脱落した(単に飽きた)

動画で学ぶ3 (2022年末~2023年始 )

上のところは結構前にやってたことみたいな感じです。ここからが今回の試験に向けて本格的にやり始めました。
Udemy動画を2倍速で見る。覚える必要がありそうなところはとりあえずまとめる。みたいな感じでひと通り見ました。
上のYouTube問題との違いは章末に「問題がある」ことで、これで理解が多少が進んだと思います。

問題集チャレンジ2(2022年末~2023年始 )

2回目っぽく2をつけてますが何度も挑戦してました。ここでようやく1回分を最後まで見ることができたました。
ただ、どの回も正直30点代くらいの出来です。理解と記憶は別ですね。もちろん理解自体も曖昧なところがたくさんあるのも課題です。
あーこんなのあったね、全く式はしらんけど。みたいなのが多いです。

なんか統計WEB見て過去問といたら50点以上取れてるみたいなの見ておまえら天才かよって気持ちになります。

申込(2週間半前)

1月中に取っておこうという気持ちになり1/5に申込。翌週は用事があるため日曜が良かったが、空き枠△の状態で希望したら枠が埋まっていた。これだからWEBフォーム式は…。というので土曜日に受けることになりました。

問題集チャレンジ3(2023年始)

2周目に入ります。ここでは1周目で瞬殺したのはチラ見程度、普通に解けるのならOK、解けない問題があったらチェックしておく感じでした。
計算大変そうだなーみたいなのは過程あってりゃいいでしょ的に答え見るときもあったり、真面目に計算するときもあったり。
まああとはこの式を覚えりゃ解けるだろ的なのはメモはするので曖昧なポジションでした

解けなかった問題再確認(残り1週間)

3周目みたいなもんですが、チェックを付けた問題だけ多少真面目に解きます。上のはかなり不真面目に解いてます。この時点でも同じようにハマる問題にはハマります。

まあ6割ならいけるやろ、8割目指すかみたいな感じがしてきました。

2021年6月の過去問を解く(3日前)

最新の過去問がネットにあるのでそれを利用。

53点くらいで泣いた。
そんなの知らねぇよ!って問題も確かにあって、なんなら復習でも無視した問題もありましたが、大体は「知ってたけどその問題に対してそれを適用するイメージが全然湧いていなかった」です。
結構これは統計検定ではずっとあって、覚えていることに加えて、ちゃんと引き出しからその知識を出してこれるかは大事だと感じます。
ほぼそのままの問題を統計検定では出さない感じはあるので、初見感のある問題をちゃんと気づいて知識の引き出しから出せるかが大事です。

ということに気付かされながら、軽く復習して終了。
割とこの辺の気付きは大事だったなとは思いつつ、

突然のCBT対応問題集(前日~当日)

1/18発売日なのにAmazonだけ発売日が1/20という謎。ただ他の通販も1/20に届く確約がなかったので日付がちゃんと1/20と書いてあるAmazonで購入。
こいつ1/21に試験受けるのに前日に問題集買ってやがる……。
試験日程確定後に気づいたので迷いましたが、まあ会社からある程度お金出るしいいかと。

1/20の昼には届いたので意気揚々と昼休みにチラ見した後、会社でワイワイした結果遅い時間までアルコールが入った状態にはなりましたが、中身が大したことなかったので二日酔いの中模擬テスト含めて4時間程度で見終わって、わずかに知らなかったことをメモ、間違えたものもメモ(大体すでに書いてあるけど)程度で済みました。
もうすでに学んでいる人間には不要な本です。

これから学ぶ人には良い本かもしれません。Amazonレビューにもそう書きました。

統計検定2級で思うこと

そこそこ勉強しないと受からない感はあるのでレベル感的には悪くないけども、ただ選択肢問題で6割正答で受かることに加えて、出たり出なかったりするからちょうどできるところが出た&わからないところの選択肢が偶然当たっていたでも受かることがあるのは微妙には感じるところです。

そういう点では8割位取りたかったなぁは無きにしもあらずですね。

持ち物:電卓

電卓だけ持ち込めます。カシオのを使いました。

ちなみに打ちやすさとキー配置はシャープの下記のやつ(簿記やFPで利用)がいいのですが、√計算ができないという統計検定的に致命的欠点があるため上のを使いました。

メモリー機能は使い慣れていたほうが良いかもしれません。いや時間ギリギリでもないし紙に残すほうが安全か?よく打ち間違えたし。
はじめはPCの電卓を使ってたりしましたが、試験的には最終的に電卓に慣れた状態が良いと思います。二乗するとかが面倒すぎますね。

まとめにつかったもの

別に統計検定関係ないんですが、今回のまとめにはnotionを使いました。
試験のときは最近は毎回使っているのですが、今回数式が書けることを知って便利でした。

https://www.notion.so/ja-jp/help/math-equations

もっとも、TeXはほとんど知らないのですがw
触っている最中に変なことすると消えしていまうとか、数式の後にマルチバイト文字突っ込むと挙動が変になるとか多少問題点もありますが、一生懸命 √(σ^2/n) みたいに書いてたのが \sqrt{\frac{\sigma ^2}{n}} みたいに書いてちゃんと数式になるので便利です。次必要なときにはまた忘れてるでしょう。

ちなみにnotionはサーバーにつながらないと見られないので、ネットがないとかサーバーが死んだとかだと見られなくなるので注意です。出先で確認しようとしてサーバーが落ちてて見られなかったことが1回ありました。