能登にボランティアに行った話

ボランティアのあれこれは適宜変わっているというのもあるだろうし、普通に情報が少ないというのもあるが、とりあえず少ない情報のなかでイメージが湧くように、このときはこんな感じだったよを残しておきます。
石川県のボランティアバスで、4/4-5の穴水の参加者です。

参加までの流れ

4月にサッカー観戦等で京都に行くに当たり、一筆書き切符で石川経由してお金落としに行こう、ワンチャンタイミングあえばボランティアありかなと思って石川県のボランティア募集に事前登録してました。
と言いつつ送られてくる日程のは間に合わないのが多そうなのと、基本即埋まっていてそれなら行く必要はあまりないなと、ボランティアはなしかなと思っていたのですが、ちょうど該当日に唯一東京からの新幹線始発で間に合うのが穴水の1泊2日のボランティアであり参加しました。
七尾のテント村のも前日入りできそうですが、テント村に何時に行けるのかよくわからないしやめておきました。

1泊2日ボランティアはハードルが高いのか、土日以外はすぐには埋まらなかったです。埋まってるなら行かなくていいスタンスですぐ埋まらなかったので参加したというのもありますね。
前はすぐ埋まってた気がしたんですけどね。徐々に減ってしまっているのか。
1泊は奥能登ベースキャンプで水道が無く、寝袋が必要というのもあってハードルが高いのは確かでしょう

奥能登ベースキャンプ

なお、なぜボランティアに行くかと言われると、今回は「自己肯定感を高めよう」というくそみたいな理由でしたね
まあ私はこのあたり、基本すべては「自分のためにやる」ことで、それが他人の役に立つのなら最高じゃん?というスタンスですので。

事前の情報収集

色々情報が探せるXが便利なような、もうちょっと意見ではなく事実はX使わずとも教えてほしいな感はありますが、結局どんな感じかわからないので色々調べました。

下記キーワードで検索してました
(奥能登 OR 穴水) ベースキャンプ

  • 男性は体育館に、女性は教室に各々のテントがあるらしい。男性が多いことやプライバシー的なためか体育館の写真しか見たことない。
  • 風雨は凌げるが、寒い日は普通にクソ寒い(雨風しのげなさそうな七尾テント村はどういう状況だろう)
  • 周りの音は聞こえるので気になる人は注意
    • 足音とか色々あるし、朝早い人も多い
  • 風呂シャワー等は当然無理
  • StarlinkによるWifiがある
  • 電気はあってお湯は沸かせる(水は提供する必要がある)、レンジあり
  • コンセントはあるにはあるが限られている
  • 1000円で二食出る弁当、片方はある程度しっかりしてそう(もう一つはおにぎり2つ)
  • 穴水から遠いところはベースキャンプからその市区町村のボランティアセンターに行き、さらにそこから移動して戻ってくるという移動が長くて作業時間が短いらしい
  • ボランティアに痴漢がいた説
  • 過酷すぎると伝聞で主張する人が少しいるが、しんどすぎたと本人が言ってるのは探せてない。寒い系は多いが。
  • ハミガキシートが持ち物にあるが下水が使えないから?

先にまとめると

ほぼ事前の情報収集通り

  • ベースキャンプ
    • 外よりマシだがくそ寒かった。
    • トイレは外だが施錠するというので不安だったけど、寝てる時間帯も使える
    • テントでまわりの音は丸聞こえで、周囲の人の運次第かと。いびきは結構聞こえたが自分の周りはいなかったのでノイズのBGM程度
    • 電源は余り気味なのでものすごく遠慮はしなくて良さそう
    • 水は自分が使うならたくさん必要というくらいで、実際のところ使うとしても下水が使えないのでどの程度流してよいかわからんままだった(結局使わなかった)
    • お湯は水さえあれば温められる。寒いからお湯を飲むか、トイレ的にやめておくかは悩ましいw
  • ボランティア活動
    • 情報があまりなくて分かりづらいが、活動は1日目の午後と、2日目の午前のみで、穴水はボラセンからの移動等もあるので作業時間は3時間×2程度。
    • 軽トラで2名しか乗れないのもあり、結構運転する可能性が高い(ATが多い)
    • 作業強度や量は場所次第で、差がありそう
    • 被災で不要になったものをゴミ集積場に持っていく作業が多そう。潰す家だとあらかた全部出すことになるかも。
    • 逆に潰さない家だと、搬出とかで家を傷つけないようにするので大変とのこと
    • 女性も当然いるし中学生もいたし、別に力がないからと不安に思う必要はない
  • 全体的に
    • 口頭説明がなくてちゃんと読む必要があったり、前の人に従っただけとかがあるので、とりあえず文書はちゃんと読みましょう…

当日集合まで

北陸新幹線の始発のみ間に合うというものなので、新幹線がなんらかで止まると、一泊目とともにすべての予定が狂うというのが少し怖いです。
なんなら最近東北新幹線の方はよく止まってるし。

ちなみに今回の参加者で始発の人が他にいたかは知らずです。前日入りの人の方が多かった印象で夜行バスの人もいました。車で弾丸の人もいたかもですが。
どちらかというと唯一の金沢駅スタートだからというので選ばれているかもしれません。

今回出かけた木~日曜は土曜以外天気が怪しいという週間予報でしたが、気づけば雨は全く降らず昼は暑いくらいのの良い天気でした。雨の日に作業がどうなるかはわかりません。

金沢着いて集合時間までは20分程度
トイレ行って、コンビニでものを調達してくらいは余裕
西口の駅ナカセブンイレブンがクソ広だったので調達は余裕

西口の大型バス乗り場が集合地点。
兼六園など観光スポットのある方とは逆です。
駅前なので迷う要素はなかったです。

普通に観光バスで使う大型のバスなので荷物は預けられます。
この辺不安で、参加者の荷物とかをXやニュース記事を必死に確認してました。

乗車時にご飯代1000円が徴収される
有料は一部は異論があったが、まあ4食全部持っていくのも大変だし飽きるし出ないよりはいいのでは。もしくは穴水で買える場所・タイミングを設けるとか。
紙が配られて、クリアファイル持ってくるべきだったなと
(男性は?)後ろから乗ってくださいとは言われたけど別に詰め詰めになるほどでもなく、隣は空いているか知り合い同士で座ってるというのがほとんどか全部だったかという感じです、

奥能登ベースキャンプキャンプ到着とボラセンまで(となすび)

のと里山海道で七尾の方まで行き、そこから下道で穴水まで
西山PAで一度休憩。下りはお店はやってない(トイレと自販機のみ)
復路も同じ道だった気がするが、のと里山海道の片道どちらかはもうちょい先までいけるんじゃなかったっけ?使いにくいのかな
大型車的にはちょい狭い気がする普通の二車線道路を進みながら全部で2時間15分程度で到着します
近づくにつれて道の凹凸が出て、屋根の補修をしていて、建物が潰れていてと悪化していく感じがあります。
穴水まで来ると道の崩れ方がものすごいところも結構多いです。

ベースキャンプに到着して受付して自分のテントの場所を教えられる。
事前情報通り男性は体育館、女性は教室っぽい。人数比では変わるかもだが。そもそも大して人とすれ違わないのでわからない。
それぞれぜんぜん違う場所かと思ったら、ほぼ同じフロアで教室が手前、奥が体育館という感じ
体育館が2階にあるんですね。

施設内を濫りに写真を撮ってSNSに投稿するな、という注意書きはあるがどこからどこまでが「濫り」かわからない。人は撮らないし、雰囲気が分かる程度に。そもそも「濫り」って単独では読めんぞ……(文章的に「みだりに」なんだろうなと調べてわかるレベル

穴水だけでなく、珠洲や能登などへ行く人達も同じところ。移動のタイミングが異なるので注意。

全体的に口頭での案内がない感は少しある
記載してあるからそれ通りに、という感じと、記載してなくても前の人には案内があったのか前の人に従う感じにはなるが、
わかりやすく書いてあっても読んでない人がたくさんいる世の中ですよ!手間にならない程度には大事なところは説明してほしいですね。

テントに荷物を置いたら各自自前の昼ご飯を食べ、時間になったらバスに集合
この時点ではもともと知り合いでもなければ会話している人はほぼいなかった気がしますね。静かです。
自撮りしてるマンがいて、「(いいぞ)こういうのはしっかりアピールしような」と思っていたらなすびだった
発災直後の一般ボランティアとしてニュースに出ていて話題にはなっていて、この何日か前にもこのボランティアバスの別の地区のものに参加していたのは知っていたが、まさか今回バスに乗っていたなんて(笑

時間になり再び乗ってきたバスにのり穴水のボラセンへ。
ボラセンは穴水駅の前。4/6に鉄道再開しましたね(作業した翌日)。
平時は大相撲の遠藤の展示がされているところのようで、色々貼られていました。

ボラセン振り分けから被災者宅へ

バスは前日来た人と入れ替わりになるようで、逆に前日参加者が全員揃ってなくてクロージングが終わってなくて待ちが発生
というのは翌日も同様だったので、まあ通常どおりなのかも。

  • 名札の記載
  • ボランティア先の割当
  • 装備の確認など

という感じだが、割当はその場で希望するのみでテキトーで、運転できる人がうまく揃わないことは無いんじゃろうか?とは思った
うっかり免許はあるので事前アンケートでAT行けますとは記載したが、いきなり運転してくださいと言われても死んでしまいます
基本はそこにある軽トラ(二人乗り)を運転していけ、なのでそこそこの人数が運転する必要がある。
なお軽トラほとんどATでしたね

割当は「ここは男性何名女性何名」みたいなものは決まっていてそこに当てはめていく感じ。

装備だが、場所によって色々異なる模様
ここはヘルメット必須だとか、踏み抜き防止インソール必須だとか場所によって多少異なるようで、持っていなかったら借りることができる。
というかかさばりすぎてヘルメットは流石に持って行くのしんどいっすよ

危険があるならヘルメットとか必須だが、そもそもかなり危険な場所はそもそも入らないようになっている

その他各班に一つ連絡用のスマホが渡される

一日目の被災者宅へ

自分のところの班は6名のところで、他は2名のところもあるので比較的多めのところ。
被災者周りは基本的にプライバシーの問題であまり書けないが、作業はとりあえず家のゴミを出してトラックに積んで集積場に運ぶの繰り返し
といっても集積場の往復にも時間がかかるので大きいところは複数台で行く模様
また他のところは大してやることがない場合もあったようで、別の二人組が他での作業を終えて最後の方に加わったりもした。
翌日の割当の際に「昨日消化不良だったのでガッツリのところお願いします」という人もいた

自分のところは比較的がっつり。と言っても女性二人、その子供(中高生)もいてではあるので、非力だからできないってのはなさそう。
子供たちも普通に運んでいたが、力がないとしてもごみの分別とかもできるしね(分別だけだと空き時間は多いだろうけど)
個々がすごいパワーが有るとかよりは人の数が大事と言える
とはいえ、縛り方とか詳しい人が班にいたのは非常にありがたかったのもある。

家の近所のおっちゃんらしき人が、「中国人が金属類、持っていってくれねぇかな」みたいなことを言っていて「?」と思っていたが、偶然終わり際に金属買取の中国人っぽい人が現れ持っていってくれた。

ゴミ集積場

出すものによってトラックをつける場所を変えるらしい
燃えるゴミ・燃えないゴミ・家電(主にテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)しかやらなかったが
瓦、柱のような木、コンクリ的瓦礫も別にあったようで、トラックにはちゃんと分けて乗せるのが良さそう
とかそのへんをボランティア開始時の情報として教えてもらえると…とは思うところ
(多少はあとから見たら書いてあったけど)

あと運んだら、そこにいる人達が降ろしてくれるので、特に降りなくても良かった(ご自身で荷下ろしって書いてあったんですけどね)
燃えるゴミの方でもたまに燃えないゴミが混ざっていたらそっちに運んでくれる

一日目作業終了

まだ外が明るいじゃないかと思うところもあるが、ゴミ集積場が15時までということもあってか、16時には戻るようになる。
ゴミ集積場に間に合わないとかもあるので、その場合は積んだまま翌日となる
むしろ明日捨てる予定でとりあえず積み込んで戻る感じ。

ボランティアセンターに戻り、再びバスに乗りベースキャンプへ

ベースキャンプ

戻ると夕食が出る
そこそこちゃんとした弁当とインスタントの味噌汁

水は出ないが電気はあり、水を提供する人がそこそこ多いのか、電気ポッドのお湯は普通に使えた
電子レンジはあまり温まらなかったw

戻った直後は明るいので私含めて散歩的に外に出た人は少しいた
まだ歩道は結構ガタガタである
他の場所でもだいたい橋やマンホールに対して他が沈没したような場所が多い

22時から施錠で特に外に出ることは制限されていないが、おそらく夜になると真っ暗なのとそもそも周辺になにもない(郵便局と自販機くらい)ので、目的持って外に出ることはなさそう。
暗い中タバコを買いに行ったのか、ある人が帰ってきたかどうかというのが話題になっていたので基本は外に出るものではなさそう。
飲み物の自販機しか見ていないのでタバコが買えたかは不明。
他の日に、タクシーを呼んで外に出たというかたはいたのでそういう手はあるのかも。

弁当は各自勝手に食べ、その後の時間を好きに過ごせるが、これと言ってすることはない。
StarlinkでWifiがありネットが使える。多少不安定なタイミングはあるが割とちゃんと繋がる。
なのでデジタルデトックスはできませんw

トイレは外の仮設トイレを使う
男女兼用は男性使いづらいし完全に分けて良くない?という気も。
泊まる人の数も限られているので、混みそうな朝とかでもすごく待つことはなく基本は空いている。
和式って書いてあるけど洋式だったぞw

コミュニケーションルームは遠慮しているのかコンセントはかなり空いていた。
PC触ってる人もいたし、片方の部屋にはテレビも一応ある。
仲間で来ている人たちは会話している人もいる。

私は同じチームの人が話しているところに混ざったため暇ではなかったが、これは完全にコミュ力がある人がチームに居るか次第だろう。他のところでそういう感じで話しているところはあまりなかったと思う。
多分することなかったら、PC作業をしていたに違いない。
でも本当は色々話したほうが楽しいでしょうね。これは完全に自分と周りのコミュ力や性格次第ですね。

22時には消灯だが、もっと前からいびきの音は響いていた。まあ我ら穴水は一番ゆっくり組なのもあるんでしょうけど、それでも21時には解散して寝る準備をした。
ちなみに22時すぐには消灯しなかった。テントの中なので眩しいとかはないです(むしろ通常がかなり暗い)。
テント側は基本会話するななので、周りがどういう状況かは知らないです
親子で来てる人も男女違えば場所も違う。母娘の人は一緒に寝たみたいなことは聞きましたが。

ベースキャンプの夜~朝

外気温と同じという話はあったが、一応は暖房があるため外よりは少しマシである
とはいえ体育館は天井が高くなかなか暖まらないないですね。

少し薄い寝袋+カイロで自分は寝たが、寝るときはそうでもなかったがしばらく寝たら寒さを感じた。
一応毛布とか銀色のやつはあったが、「使ったら持って帰れ」とのこと

トイレは外だが、施錠を外せばトイレにはいける
施錠は外から入れないのが目的ですね。
ただ体育館のドアがくそ重くてギイィってなるので音が心配ではあった。しかし尿意には勝てんのだよ。
寝る前の水分取らないようにはしたんだが。

音関連は完全に場所によるし、周りの人にもよるので全員が同じ感想にならないかもしれない
歩けば音はなるし、いびきも聞こえるし、基本的には音は筒抜けで、隣の人がいびきかいてたら辛いとかもあるのかもしれない。

懐中電灯が持ち物にあったが、比較的明かりは付いておりそこまで暗くはなかった
明るくなるにつれて徐々に活動者が増えていっている感は感じつつ寝ていた
7時位になんか放送があった気がする。まあ寝るのも早いし寝心地良いと思える人はいないと思うので、7時には皆たいてい起きているかと

朝ご飯は自分で持ってきたものを各自でとり、とりあえず出発時間までにテントの中を片付けて荷物を置き、バスの時間まで待っていれば良い。
ちょっと早め目に出て写真撮ってる人もいましたね。

二日目

昨日と同じく、担当を決めて準備して移動。
まあ結局ほぼ昨日と同じメンバーで、同じところに向かったわけですが。
ちょっとあえて他のところに行きたい・他の人とも作業したいと思ったんですが、そこも元メンバーがいたり、そこに移りたいメンバーがいたりで入れず。
べ、べつになすびとかメガネっ娘といっしょに作業したかったわけじゃないぞ…。
まあ一日目の場所や人たちはすごくよかったので別に嫌なわけではなく、単にいろいろな人と話したい的なところで。

トラックに前日分の荷物があればまず集積所へ。
なお、前日はなかった2tトラックが現れて、慣れてない人が運転する感じになり、それに乗る形に。
安心してください。私は資格上運転できませんよ

同じところで二日目なので基本は同じ。昨日のやり残しを行う感じ。
ということで特に語ることはない。
2tトラックの運転手が方向音痴なことくらい(笑

彼は吉本新喜劇の千葉公平に雰囲気・声が似ているので「千葉さんだろお前」と勝手に思いながら、ああ千葉から来たのねなるほどねと。(ちなみに調べてたら千葉さんが同じく吉本新喜劇の鮫島さんと結婚していたびっくりした)

口頭では伝えていて紙にない的なのでは。終了時間が紙に書いてないのとかは突っ込みどころでしたね。
あと謎のおっちゃんが乗り込んできて、誰やねんと。多分地元の人なんだと思っているけど特に会話もしないし、1日目もいた気がするけど乗るところがなかったから参加してなかった気がする(二日目は2tトラックに3人乗れる)

で、まあ新しいことはなく昨日の続きを行い、作業を諸々終えてボランティアセンターへ
有志の方が近くでボランティアの人向けに炊き出しをしているというのが風の噂であったが、スケジュールの中にうまく入れられていなかったり、自分はお土産買いたかったが道の駅行く時間なかったりとかはありつつ、各班無事終了
炊き出し美味しかったです。が写真がない。
この辺時間周りはテキトーなせいで、結果色々勘違いも生まれなすびさんバスに乗り遅れて置いてかれてたじゃないか(笑

バスでご飯(おにぎり2つ)が配られ食いながらベースキャンプへ。
とろろ昆布のおにぎりって北陸のものなんですかね。これでも出たし、セブンイレブンでも北陸限定で売っていた(調べると富山とか福井とか出るけども)

あとは荷物を回収して帰るわけだが、ご飯配られると知らなかった(有志の方のものではご飯で足りないと思って買い足した)人もいたし、帰りのバスの出発時間もわからなかったし(多分ボラセンからすべてが前倒されていた)もうちょっと案内してーという気持ちはあった。というか前倒しなら駅前にある穴水の道の駅行きたかったですね。

そんなこともありながら金沢へ
途中のPAではお土産が買えたのでここでは予定より多分遅れて発車(といってももともとがだいぶ前倒しで、10分のトイレ休憩が延びただけ)
そして金沢へ行き解散

その後は皆バラバラ
泊まる人もいるし、帰る人もいる。方向も手段もバラバラ。
帰る前にひとっ風呂という人もいる。
とりあえず唐突な金沢の人の多さに死ぬのである。

参加者

初めてですって人が多かったですね
西日本豪雨のときもそんな感じでした。
1泊2日しかできないので間で金沢泊を挟んでの2回連続参加の3・4日目ですって人もいた。たくましい。

大学生とかはいたか不明(全員と話したわけではないし、別地区の人とは全く話さなかったが、それくらいの若い人はいた)だが、もう始業しただろうし平日は厳しいか?

上にも書いたが親子参加もいた。
まあ確かにギリギリ中高生なら始業前だけど、子供と行こうとなるんだなと。

他地区は学生くらいの若目の男性グループ、女性グループはいたし、そこそこおじいさんもいる。
多いのは自分の年代前後の男性だろうか。
なすびさんや自分も含めてソロ参加の男性が一番多い印象

地域もバラバラ。
関東がやはり強いが、大阪の人もそれなりに
西は広島から青春18きっぷで往復している方も

良い変人が多いイメージ
特に今回のはテント泊もあり、普通の精神の人間にはハードルが高いと思う。
俺達変人には容易に超えられるものだが。

持ち物

ある程度は借りることはできるが、基本は持っていきましょうだとは思う
そうはいっても限界はあり、一番最低限は食べ物、飲料含めた水類、寝るときのいろいろ
寝るときのは季節が変われば当然状況も変わるので今後はわからないですね
少なくとも自分のときはかなり寒かった(予想最低気温5℃)

上下水道がないというのが一番大きくて、結局上下水道が無い中でどのように衛生面を保つか
特にこれからは暑くなってきて汗をかきやすくなるのでそのへんは考慮した持ち物が良いと思われる。
水をもってこいはそういう面も含めて、大量に水をそのへんに流さなければ、自分で持っていった分を適宜活用するのは問題ないのであろう。
逆にシートで拭くだけ、暑くもないと水は全然使わない。

手を洗う水くらいはあるので、それで歯を磨いている人はいたが、そのへんに吐き捨ててたんかな? なんか固められつやつに入れて持ち帰ったって人はXで見かけた

私は体拭きシートとドライシャンプーを持っていった。このへんはいざ被災したらこの辺のものは使えるのか試した面もある。
正直、無いよりはあったほうが良い程度で、洗えた感は薄い。
まあそれでも、準備もなく被災した方々、1泊どころではない期間断水地域で作業されている工事の方などの方が大変だろうし、まあ汚くない程度にできれば不満はない。

今回道具類ではセーフティシューズは新たに購入
ビバホーム、ケーヨーデイツーなどいろいろ見てパットしないと思ったが、ネットで探すと意外とおしゃれなものが見つかる

EDWIN ESM-104(アフィ)

見た目的にも良いし、またかかとが踏めるゆえの履きやすさもあり、コンビに行くくらいなら普段使いしてもよいかなと思ったもの
運動靴の方もそれなりにいたし、汎用性の強さで安全長靴の人もいました。
私も安全長靴あるけど、かさばるんですよね
まあボランティア目的+α程度なら、セーフティシューズもあまり歩きにくくもなく、履いていけば良いかもしれません。
今回は金沢の街を走ろうとランニングシューズも装備したのが荷物的にかさばりました。

持ち物のできれば防刃のゴム手袋ってなんやねんって感じだったけど、まあ滑りにくい防刃の軍手なら概ね問題なさそうです。
一応厚手のゴム手袋も持っていったけども

持ち物類は全体的に被災時を想定してこういう体験するのも面白いとは思う。
それでも電気はあるし支援物資はある状態だけど

食べ物という点では炭水化物に偏りやすいとは思うのでタンパク質取れるもの(プロテインバー)とか、疲れを残さないように終わってすぐ補給できるもの(お菓子とかでよい)とかもあった方が良いようには思います。まあ一泊二日なのでテキトーでも乗り越えられるとは思いますけどね。

その他

全国各地から応援が来ているなという感じがします。
社会福祉協議会(ボランティアセンターの運営)もいろいろな地方自治体のベストを着た方がいましたし、パトカーも県外のものを見かけます。
いろいろな形で全国各地から応援したいものです。

災害ボランティアは個人的にはすごく楽しい

楽しみに行くものではないのは確かだが、大変な思いをして労力だけを提供するわけではなく、十分楽しい要素もあるんですよということは伝えたい。
高速道路は申請すればただで乗れるっぽいがガソリン代などはかかるし、何にしてもお金も時間もかけて労力をかけにいくわけで、そういう点では理解しづらいところもあるかもしれないし、それなりの心と懐の余裕は必要だとは思うが、普通に災害ボランティアは面白いと思うのです。

もちろん怪我などいろいろなリスクもあるしその部分は十分注意はしたうえで、それでも楽しむ要素も持って参加できるものだというのでハードルが下げられればよいと思っています。

まあ悪い意味で変なやつがいないかとかは運によってはあり得るのかもしれないが、西日本豪雨のときも基本的にはいろいろな人と会話して面白い。
いろいろな気持ちで参加しているし、老若男女本当に様々。
初めて災害ボランティアに行った総社のときは会話皆無だったけど、他では基本班で会話があった

ある程度は自分から隣の人に話しかけるくらいは必要かもしれないけども(といっても互いになので向こうが話してくれればよいが)はじめは何も会話できなくても、班になれば必要な会話がまずあってそこから色々会話が生まれるはず。
そして初日の夜には中学生と別の親子のお母様と鉄オタトークで盛り上がったり、色々できるから大丈夫w
総社のときは暑すぎる上にグループがデカすぎたのはありますね。

不安という面では、体力に少し不安というくらいなら中学生もいたし全然問題ないかと。
ベースキャンプでのあれこれが不安はまあ運もあるしちょいわからんですが

おまけ:その他被災地訪問

金沢は被災の影響は小さく、観光客が一時的には減った程度で、今はインバウンド的にも国内客的にも普通に人が多いし、ちゃんと被災地に金落としたいなと翌日は金の落とせるもっと被害のあった地域へ。

氷見

ちょうど忍者ハットリくんのからくり時計が復活したらしく、概ね観光面ではもう復旧しているのではないかと思う(泊まったわけではないけど)

回った中ではひみ番屋街の周辺は道路が壊れてたり、家が潰れていたり、橋と道の高さが変わっていたりしていた。
とはいえお店は基本通常営業していそう。

観光的には桜もあってか川を回る船氷見魚市場だけ列がすごくてあとはそんなに混んでいない
ひみ番屋街とかひみ岸壁市場らへんとかはもっと人入ってほしいなと

和倉温泉

どこの旅館も再開できていなくて、どう考えてもまだまだ復旧していない和倉温泉
氷見からは「わくライナー」で行くことができます
高岡方面から七尾に向かった人が一人いた程度でちょっとさみしいです。

距離的には氷見と七尾は近いんですよ。道路もあってわくライナーでもすぐだけど本数少なくてアクセス悪いんですよ…。

七尾は驚くくらいに建物は普通に立っているし、道路も一部はおかしいが被害がそこまででもない感じがパッと見はあるが、水道が再開したのはつい先日
それでも水道が復活し、和倉温泉総湯一部の店舗は営業を開始したところである。
白木屋もやっていて、チェーン店だからこそ動けるものもあるのかもしれないですね。

和倉温泉総湯は地元の人とか工事の人の利用者が多いんでしょうかね。普通の銭湯では見られない入れ墨がすごい方々が結構いた。

その後夕飯を食べて和倉温泉駅まで歩いて、次の目的地京都の亀岡まで行くには17時くらいには食べ始めて18時には出たい(18:44の能登かがり火に乗りたい)という感じでお店探し。
営業している店の数が少ないので探すのはリストを見ればすぐ。17時からやってる店のみで、白木屋もやってたけども流石に避けたいと思って唯一その時間にやっている蛇之目寿司さんへ
2組予約もあり少しは客も入っていそうだが、観光客がいるわけではないのでまだまだ大変そうである

日本全国で海鮮色々食えるので石川だから違うってはあまりないけど、意外なところで蟹と甘エビがすごくおいしかった。いや蟹は有名ですけど、日本海側ってだいたいどこも有名じゃないですか。

↓この記事の通りで日帰りで少し回れるけどのその程度という感じでした。観光で行く状態ではないかな。
能登半島地震/復興の邪魔をせず、旅行者が被災地で応援できること、エリアを調べてみた 七尾・和倉温泉編

応援という意味では、まずは「能登」のものを意識して買うのがいいんでしょうね。みそまんじゅう美味しいですよ。

Bosai Startups in Japanに参加してきた話

このイベントですね。
https://bosai-startups.com/
単に良かったーって話以外のところも書きます

Twitterでめっちゃ自分映ってるやんって書いたやつですね。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190929/k10012104071000.html

ざっと書くと、スタートアップの話とアイディアソンが混ざっていて、良くも悪くもだったなという感想。
偉そうに書いてるけど、別にアイディアソンはそんなに出たことはない。

ざっと書いたので、ですます的な表記ムラがすごい。

不満とか、よくわからなかったこと

参加者は当然「防災」に対する意識が高い人が集まっているが、

  • とりあえず意識は高くて具体的に何かがあるわけではない人
  • ふわっとやりたいことがある人
  • 具体的にやりたいことがある人
  • すでにスタートアップ等として動いている人(企業でおこなっている。資金調達済等)

が混ざっている感じ。

すでに動いている人たちの内容をさらに良くすることと、それ以外の人が混ざっているあたりがアイディアソンとしては良くなかったとは思った。
考える時間が結果的に2時間くらいしかない中で、スタートアップの人の内容がまとまっている具合と、その場で具体化していこうとしたものでは、最終的な完成度がぜんぜん違うわけで。
っていうかスタートアップの人のやってる事業の内容はアイディアソンじゃねぇだろ。資金調達してたらすでにどんだけその内容をいろいろな人に揉んできてもらってるんだ。
いや、そもそも審査員がすでにその人たち(スタートアップ等)の話聞いたことあるってなんだろう。

あと、その場でなんか組んだチームで選ばれたグループが、「はい仙台で英語で発表してきてください」という感じで、いや別にその場でチーム組んだけど後のことは…って人もいそう。
少なくともうちのチームは「事業化したい」って意志のある人はいなかったと思うし。
いや選ばれたグループ は企業とか立ててる組だけだったかもしれない。

あと、よくよく考えるとこのイベントのゴールもよくわからねぇなと。
選ばれると世界防災フォーラムで発表できます、その移動費用なども出しますという謳い文句だったが、スタートアップからしてもアピールは多少できるにせよ、そこで資金調達ができるわけでもないし、発表がビジネス的につながるのかもよくわからない。
世界防災フォーラムでは海外への発信の面があるが、まず日本で成功してないわけで、順番おかしくない?とは思った。

「すでに揉まれてきたスタートアップに対して自分なりの意見をぶつけて揉んだり、興味がある場合には一緒にやってみたりという場」と「個人的に温めてきたものでも、その場で浮かんだものでも、そこで初めて揉み始めて新しいものを生み出す場」は分けたほうが良かったように感じた。
Bosai Startupsという名前は前者だし、防災アイディアソンは後者で、完全に混ぜてたよね。

特に後者に関しては時間が短すぎて、「具体的にやりたいことがある人」が語って終わりとかもあったような気がしたのはもったいなかったですね。

不満めっちゃ書いてる感じですが、ものすごく不満を感じたわけではないですが、2つを分けて行えばそれぞれもっと良いシナジーが生み出された気がするけど、混ぜてもったいないことになってた感もあるよねという感じです。

良かったこと

防災に対しての意識が高い人が集まっているなかで、スタートアップ側やこれから動こうとしている人たちにとって協力者を見つけるには良い場だと思うし、防災科研、LINE、防災ガールの方など真剣に防災で事業を行っている方々のマジな意見などが得られるのはスタートアップとしては大きいと思う。

防災も多岐にわたっていて、避難、被害を減らす、防災教育、備蓄、復興、ボランティア、etc…
色々あっていろいろな人が集まったようにも思います。そういう意味でも広くいろいろな意見が出たのは良かったと感じます。同時に難しいとも感じますけどね。
防災に意識が高いからといって知識があるとも限らないと思いました。例えば防災気象情報のレベル化なんかは気象防災的には最近のホットな話題ですし、それこそ一般の人向けにわかりやすくするために作ったものですが、おそらくあの場でもそんなに通じないんじゃないかなと感じました。というか皆さんどちらかというと大地震とかの方がイメージ強いのかなとも感じましたね。

時間短いよと上で書きましたが、短い時間ながらいろいろな人と話せたというのは良かったとは思います。

あとは何かしらの実体験が多い人が多くそういう人の話を聴けるのは大きいでしょう。
弊社の災害担当と言ってもなんか災害でなにか行動を取った人はいないかもしれない。良くて会社のお金でみんなでわいわい被災地に行った程度。皆さん現地が心配で寝られない(何をするわけでもない)という感じ。

その点では実際に被災した、復興に携わった、などなどいろいろな体験をしている方が多かったなと。うまくやればイノベーションはこういうところから生まれるのだろうなと思う(弊社では生まれないとも言ってる)
(そういや、とある、インターン→新卒で入った人は、現地でなくてもネットの情報をまとめることで役立つものを生むみたいな活動してたけど、会社では防災系じゃなくてまだ営業してんのかな。まあ今来ても何も楽しいことできないと思うけど。)

まとめ

  • 人のつながりを作る面では良かった
  • スタートアップの面とアイディアソンが面が混ざっていて、これは分けたほうが効果が大きいと感じた(もったいない)

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)ボランティア感想

7月と9月に2回にわたって西日本豪雨のボランティアに行ってきました
7/16:総社市
7/17:倉敷市(真備町)
9/11:呉市
9/12:坂町
感想としては、多少運にもよるけど知らない人と話すことも含めて割と楽しいから、多少お金と時間に余裕があれば軽率に参加しようぜ!
という感じです。
ちなみに今回が初ボランティアですが、行った動機は「おまえら会社の金でボランティアは行くのに、自費じゃ行かないんだろ?」という熊本地震の時に自分の行きたい希望が通らなかったことへの不満を発散しただけです。
まああとはあの頃は心にゆとりがあったのでちょっと行っておくか的な(7月とか気象予報士試験どうした感ありますが)
なんか仕事でも世の中の役に立ってる感がなかったんですよね。そういうので安直に役に立つことじゃないですか。というのは間違いなくあったでしょう。

準備

市町がオープンに募集している個人で行けるもので行きました。
準備としては
  • ボランティア保険加入
  • 道具をそろえる
    • 防塵マスク(必要)
    • ゴーグル(使っている人はいなかった)
    • 長靴(安全靴型+踏み抜き防止)(持ってない人もいたが必要)
    • 汚れて良い長袖・長ズボン(必要)
    • ゴム手袋(作業によって必要)
    • 軍手
  • 水分と食事の計画

7月岡山

7月の方は地獄の暑さ、連日猛暑日の中の作業でした。
「10分やったら10分休んでください」という指示ですが、ほんとうにそれがギリギリなくらいの暑さ
倉敷市では「合計で2時間動いたら終了」という指示もありましたが、それも本当にそれで限界と感じるくらいでした。
総社では同じ場所で活動されていた高校生2名が搬送、倉敷は戻ったボランティアセンターで倒れられている方がいました。
ボランティア保険に東京で加入する際に「倒れられるのが一番迷惑だから」と熱く言われましたが、倒れると何名もの人の手が必要になるしなるほどなという感じですね。
総社市の方は災害ゴミを搬出する作業、真備町の方は家に入り込んだ土砂のかき出し作業。
総社の方は20人程度小さな集落へ、真備の方は5人一組で1つの家庭に派遣される形でした。
どちらもまずは沈んで使えなくった家具などを外に搬出が終わったかどうかぐらいのタイミングでした。
真備町の方は割と話が盛り上がってそのあたりも楽しかったですね。
4人が東京で、1人が地元の方でした。JD若い!
私の気分としては「暇だから行った」くらいの気持ちですが、「わざわざありがとうございます」とおっしゃってくださるのはうれしいですね。
そんなに長い時間活動できないので、そこは申し訳ない感じですが。
今回は偶然保冷剤的なものを持って行っていて、これが自分自身を冷やしたり、飲み物が温まらないようにするのにかなり役立ちました。

9月広島

もう二月経ったしどんなものかとは思っていましたが、高速道路はまだ災害関連車両限定しか通れなく、呉線もようやく広島ー呉のメインが復旧(一部徐行)とまだ回復しきっていない状態です

呉は寺の裏が崩れた土砂をかき出し、坂町は家の床下の土砂のかき出し。
呉のは崩れた場所で2か月以上たっているので特に湿ってなく、暑さもそこまででもないため動けまくって筋肉が死にました。
一応「10分やったら10分休む」ルールは同じように言われますが、みな余裕があるので「もうちょっと行ける」という感じは見られました。
ここは東京2名、地元3名、岐阜1名みたいな構成でした。
先に同じ作業場に入っていた人たちはほぼ東京の方(こちらはグループで動いている方たち)
坂町は広島駅発のバスなので多分遠征者が多かったです。
東京の人が多かった感じです。沖縄から来た学生もいました。
雨が降ってきたので前半だけで終了。この辺の判断は難しいですが、終了後やみました。
2か月たってもかなり湿った土砂で重くて筋肉が死にました。

全体の話

全体を通してやたらと東京の人が多い感じでした。
どうした関西人・・・。
東京近郊の人>地元の人>>その他 くらいの感じ
学生も多いですが、スーパーボランティアの人の影響で結構高齢のかたも増えたといううわさも聞きましたね。
人の集まり・サポートは町によって色々差があると感じました。
総社市は市長がリーダーシップで引っ張ってましたね。そのおかげか知名度の割には人が集まっていたようです。
企業からの支援で500円券が付いたり後日お礼状が来たりもありますし、消毒や支給品なども充実していました。
倉敷も真備町がかなり衝撃的な映像があり人が集まっていました。
こちらも消毒、支給品はかなり充実していましたね。
呉はなんか電池式の(うるさい)ファンをくれました。まあそこまで暑くないんですけど。
支給品はそれなりですね。
岡山二市は消毒とか泥落としをほかの方が手伝ってくれましたが、人手が減ってきたのもあるのか呉は自分でやる感じでした。まあ別にいいんですけど。
ボランティア参加者への割引とかは充実していて、駅前のかなり良いスーパー銭湯が無料で使えました。
坂町は広島駅からバスで向かったからなのか、支給品はほぼなく、消毒もなかったですね。
広島県がボランティアバス(呉に対してフェリーを出すときもあった)を出しているのは良かったです。
支給されるものがあるからかどこも大体持ち物は持っていますかはあまり聞かれないけど、長袖と昼飯だけは聞かれました。
地震のようにその一帯のものが不足しているわけではなく、岡山駅や広島 駅で買って行って問題ないので昼飯を持っていくのは比較的容易ですね。
総社は総社駅から歩ける距離、倉敷は新倉敷駅からバスがあり、東京からの始発新幹線で間に合うのはかなりメリットでしょう
(総社は私の初日、倉敷は別の方が始発で参加していました)
広島の各地域は呉線が不通になりアクセスが悪かったようで、とある方はタクシーなどで行ったといううわさも聞きました
代行バス覚悟でしたが、直前に呉線が再開しました。
広島空港から呉行きのバスなんかも考えましたね。
アクセスが良いところは集まりやすい、また被害が伝わるところもある程度集まりやすいとは感じました
逆にアクセスが悪いところは集まりにくい、被害が伝わらないと集まらないという話も聞きました。
愛媛に行こうかというのもあったけど松山からの行き方が怪しい(バスがあるけどちゃんと走ってる?それで行って大丈夫?とかの不安)
井原とかも公共交通機関では行き方がわからない
また呉にしてもいくつかサテライトがあってどこに行くのがよいのかわからないというのはありました(後から知りましたが天応地区とかがひどかったらしいですね)
この辺は本当に難しい
ボランティアバスは知ってたけど、サテライトに行くのは直接行くことは考えてもいなかったという人もいました。
運用側としてボランティアの回し方も難しいですね。
基本は家庭にお邪魔してそこの課題を解決するわけですが、正直家の人も「どうしたらいいのかわからん」という状態だったりするわけです。
とはいえ回す側の人は足りてないので、どこにどのグループを派遣させるかで精いっぱい
坂町などは地域の町内会長が取りまとめして、その人もどうするかを多少考えていました
初期は携帯電話も通じにくかったようで声が聞き取れないみたいな感じで運用側も大変そうでした。
この手のは人の数が必要なことだとは思うので、余裕のある時は今後も参加していきたいです。