大田原マラソン2024

大田原マラソン

栃木のまあまあ奥で行われる制限時間4時間の大会
別に記録を実際持っていなくても走れる大会なので、サブフォー狙いの人が多い大会かもしれない。
(防府や別府大分(3:30以内)は記録を持っている人のみが出られる大会)
まあつくばも飽きたし一回出てみよう的な感じ

なおびっくりするくらい写真を撮らずに帰ってきた

準備

基準記録が高めなのもあり、申し込み自体は締切日まで締め切られなかったと思われる。

都内からなら日帰りで行ける。
11/23開催のはそんな感じのが多いかもしれないですね。つくばとかも。福知山も大阪から日帰りだし。
今回は翌日が日曜、うちの会社は前日金曜も何故か休みというので泊まっても良い面もあるが、駅前に温泉があるわけでもなく、温泉地から駅に出てまた行くことを考えれば日帰りでいいかなと。
車あるなら泊まるとかもよいのかもですが。

切符

10/23に切符を買うつもりだったが忘れていて10/24に購入
席は普通に空いていて、ちょうどいいかなーくらいの新幹線はトクだ値は埋まっていたが、一本早めるとトクだ値で取れたのでそれを購入(那須塩原7:49着)
結局マラソンランナーで混むんでしょ的に通路側を取ったが、結果的に席はほぼ埋まっていたので悪くない選択だったかと(マラソンランナー以外にも結構乗ってる人は多かった)

結構埋まってたという点ではギリギリに取ると危ないかもしれないですね。

スペシャルドリンク

大田原マラソンの特徴はスペシャルドリンクが置ける大会というところ
申し込み時点でどこに置くかを申請する必要がある
まあ預けるときにチェックとかなかった気がするので、全体の量を把握するためのものかもしれないけど。申し込んだけど作るの面倒になる人もいそうだし。

多分そんなに考えてなかったけど、終盤3箇所に配置
26.5km、31.5kmn、35.4km
終盤にエネルギー摂っても消化できるのか怪しい気もするけど、気持ちの切り替えのためにというのと、手持ちのエネルギージェルは終盤はなくなった状態にしよう的な感じ
実際にお手製ドリンクなんて効果が特別あるとも思えないし、衛生面でも怪しいと思うので、ペットボトルにエネルギージェルを貼っただけのものにした

皆どんな感じで作っているかわからないから悩ましいですが、多分かなり速い人以外は自分のだとわかれば十分な気がします
こだわると輪っか作って取りやすくするとかもあるようですが、3:30狙い民はキロ5程度なので、別に取るためにゆっくり走ったってそんな問題なく、そこまでのこだわりはいらないでしょう。
一応自分はペットボトルに割り箸やストローをガムテープでくくりつけ、先端にガムテープ貼り合わせたものを作って、そこに番号書く感じにしたら、他よりは目立ちやすかったかと(写真なし)
なお割り箸・ストローが邪魔で少し飲みにくい

青いスポドリに青いガムテープで、青だとわかっていたのも探しやすかったところかもしれないですね。立ち止まって探している人もたまにいました。

天気

寒いの怖い、と思っていたが比較的あたたかそう。
なお、風が……。
北西の風なので後半がきつそうですね。
冬型だとまあしかたないのだろうけど

当日・スタートまで

10時スタートなので5時起きでも良いが、6時に家を出るのに少し不安なので少し早めに起床
工事遅れで上越新幹線が死に、北陸新幹線も巻き込まれていた。東北新幹線は大丈夫だった。

大宮7:05-那須塩原7:49
那須塩原駅の西口からバス
つくばマラソンの列を考えるとかなり短めで、バスも後ろで待機しているのですぐ乗れた
少し曇り、謎の弱い降雨という感じ

20分くらいで会場到着
思ったより陸上競技場がしょぼい(ぁ

でも着替えとかそのへんの施設はすぐ横の体育館的施設でそれと合わせてちゃんとした施設なのは良いですね。
人数も多くないので着替え等もそんなに困ることもなし
ただ、荷物置き場が男性の着替え場所、男女合わせた談笑場所になっていて、余裕はあるから9割方良いけど、たまにどう見てもそこ自然にできた通路やろってところに座りだすアホもいて通りづらくなったりしている
更衣室エリアに荷物放置してても良かったのだろうか?(人がいないというセキュリティ面はありつつ、誰のかは結局わからないから荷物エリアにおいてて安全かも微妙だし(貴重品は別に預けられる)。
更衣室のエリアは比較的空いてる。でも会場内では案内なくて男子更衣室の場所はパンフレット見ないとわからなかったですね。

寒いかなーと思ったのと、ウインドブレイカーの下が見つからず普通のズボンで行ったが、アホなのでジャージ下すら忘れて、ウォーミングアップのジョグはなし
まあ会場ついた時点で歩数計は8000行っていたし、キロ5民にウォーミングアップなんて大して必要ないじゃろ、というので体操・ストレッチのみ

で、20分前にスタートへ向かう
半袖のみの人は寒そうにしていたが、
腰にカイロを入れ、ネックウォーマー・アームウォーマーつけていたので日陰でも全く寒くなかった。むしろこれは走ると暑いやつ。
そもそも15分くらいの待ちで済んだし、もっとギリギリでも大丈夫そうな感じで、前の方からスタートしたいとかでなければ寒さはしのぎやすい大会でしょう。

MCは風もあってかほとんど聞こえなかった

戦略

基本はキロ5を切り続け、折り返してから向かい風&登り基調だから前半貯金作れたらいいなー、
ベースは感覚的にはネガティブスプリットだが、前半の追い風下りで速く貯金ないときついだろうという感じ。
なんにせよ序盤に無理はしない。
消化できる量は限られるから序盤から惜しみなく栄養補給(3つ持っていき、1,3,5個目の給水で補給+スペシャルドリンクゾーンで3つ)

スタート~序盤

スタートはさすがに詰まる。
競技場内は狭いから仕方ないねと思ったけど全体的に狭いですね。はじめ1kmは遅かった
キロ5をどれくらい切るかは考えてなかったなか、意外とペースが上がった
キロ4’50を切るイメージはなかった

序盤に限らないが多くのところで堆肥の匂いがきつい
これが栃木か
結構曲がるので自分がどっち向きに走っているかはよくわからない。とりあえず意外と向かい風に感じるときが多かった。
(そもそもコースを把握してないわけだが)

ロス40秒くらい
スタート→5km:5’28-4’55-4’47-4’43-4’50

8kmくらい?からは比較的追い風
安定して貯金を作っていける。

10kmあたりで突然詰まってる感。何?と思ったら3:30のペースランナーに追いついたらしい
さらに道が狭いため、普通に詰まる
ここでじゃあ集団についていこう、というのがマラソンで安定して走るマインドだと思います。

でも追いついたってことは私のほうが速いってことじゃん?っていうのですぐに抜きにかかるのが私です
他人に合わせられないから仕方ないね
まあ抜くのはいいんだけど少し抜き始めたら給水所があることに気づく
え、大集団あって給水取れんやん。。。と思って加速するだめですね。
ちなみに給水時の大集団の動きが苦手だからついていかないのもあります。

というのでぶち抜いて、単独走
追い風なので走りやすい

5km→10km:4’49-4’47-4’44-4’46-4’42

ぶち抜く瞬間と下りがある辺りは4’40を切ったし、貯金ももりもり増えていき、足へのダメージも増えていく(笑
ペースランナーに追いつかれたくないなー的な気持ちはあった
向かい風になって追いつかれてそこでついていくくらいならいいかも位な感じ。

10km→15km:4’34-4’46-4’43-4’39-4’46

中盤

起伏が増え始めて登りも少し出てくる
集団で走らない理由としては、終盤以外は登りは頑張らずにペースを落とすので集団で走れないのである。
17-18kmの登りでゆっくり走りキロ5を超える

15km→20km:4’49-4’43-5’03-4’46-4’54

20km過ぎ辺りから微妙に疲れも出てきたか感で、たまにキロ4’50を超え始める
まあ疲れてきたから少しだけ意図的も落とした面もあり、それでも5分切れているのは悪くない

20km→25km:4’44-4’46-4’49-4’53-4’52

25kmあたりから向かい風
いや強いな、マジで…。
ということでキロ5を超える
心拍数も160bpm切るくらいだったところから170とかまで上がる。
ここで気合を入れすぎても最後まで持たなそうだし、すごく難しい感じ。

割と貯金あるからキロ5少し超えるくらいなら行ける、と思いながら、余裕がないのであまり計算はできない
とりあえず風よけの人がいたら後ろにつくし、それが遅ければ抜くしみたいな感じ

25km→30km:5’04-5’11-5’08-5’02-4’58

終盤

風もやばいが31kmから坂が2発ある。
素直にペースダウンするため、2発目の坂の頂上でいよいよペースランナーに追いつかれる
が、そこから下るので吸収されるでもなく突き放す。もうここまで来るとペースランナーの後ろにつくとかそういうのはない。似たような動き(登りで落として、下り速い)の人もいた

30km→35km:4’51-5’14-5’12-4’49-4’57

イーブンペースでもこの辺になるとぶち抜けるのがマラソンの醍醐味
さらに高速ペースでぶち抜いてくる人もたまにいるけどね
まあ風がしんどすぎてイーブンでもないけどキロ5は切れている
晴れているが、まあまあ強い降雨があってワロタ。防寒対策してない方々が多分ここは辛かったでしょうね。クソ向かい風は荒川とかでよく受けてるので、追い風暑くて向かい風寒いとかは普通だし、このためのアームウォーマーですよ(ネックウォーマーははじめの1kmしかつけなかった)。邪魔でもこの辺は持っておきましょう。
風強すぎて、スペシャルドリンクが倒れたり、スペシャルドリンクを置くテーブルのシートが煽られて大変そうなスタッフとか、スタッフ側も大変そうでしたね……。

残り7km(ラスト1/6)ともなればもうスパートですよ。実際には別にペースが上がらないのだけど、周りが落ちまくるのでガンガン抜けて気持ちいい。
この辺が昔の突っ込みすぎて辛い思い出ばかりのレースとは違うのです。
辛い中で楽しい最後が良いですよね
ちょうどよく20mくらい前に同じくらいのペースで走る人がずっといて、まあまあ精神的に走りやすかった。

35km→40km:4’55-4’52-4’57-4’57-4’47

ラスト1kmで、しんどいけど追っかけてる人を抜きたいと思いスパート
そこそこ体が動いてどんどんペースを上げてゴール

40km→42km:4’45-4’23

結果

3:26’19(グロス)

13回走って7番目と考えれば悪くないし
下5つは故障中などまともには走ってないと思うと、微妙でもある。
とはいえ、3:30切りは7年半ぶりなので、まあ最低限出せたかな

終了後

温かい味噌汁飲めるというのはあるけど、そこまで特徴的なものはないですね。
とりあえずもらったものを飲み食いし、プロテインを飲んで一気に栄養補給・休息モードへ

参加者数が少ないからか、お店は全体的にそんな盛り上がってない感
けんちんうどんだけ割と売れててたし、500円でこの量

不満があるとすればタンパク質が足りないことくいだろうか(笑

帰宅

温泉や飯というのも理想ではあるけど、全体的にアクセスが良くないのでさっさと帰りたいが勝る
さっさと帰りたいが「救急車が来てバスの進路にあるためお待ち下さい」というお知らせ
救急車なら仕方ないが…(泣
さらに那須塩原駅は1時間に1本しか新幹線が止まらないことを知る
知り合いと来てるとかなら時間つぶしやすいんでしょうけど、バス到着から50分待つかと言われると、数分後の鈍行に乗るよ私は。

那須塩原駅に向かいながら鈍行で宇都宮へ。
西那須野駅からランナーが大量に乗る。座れない人もそこそこ。
宇都宮駅到着直前に立ってたランナーが突然前の人に倒れ込んで、大丈夫かいなと……
急に立ったとかではないし、力が入らなかったとかよりは貧血っぽい話をしてたが。
とりあえず赤羽で降りて帰っているのを見たので、そこから悪化したとかはなさそうだけど。

宇都宮で栄養補給物を買いグリーン車へ
とにかくエネルギー漬け
駅で待ってるよりは、確実に比較的快適な椅子に座れるし、新幹線待ち時間が長いとか、大宮から座れるかわからなんとか色々考えると悪くないとか考えると悪くない判断だったかと。
グリーンアテンダントに「お姉ちゃんどこまで乗るの?」って聞いて、4席を一人で使ってたおっさんやばかったですね。

まあ比較的元気なまま帰ってきた。

感想

参加者数が多くない分比較的スタッフも選手も余裕がある感じでストレスは少ない。
ものすごくこれがよいというわけではないのだけど、基本的なマラソン大会としての点数が高い感じ。
スペシャルドリンク置けるのもいいですね。

序盤はもう少し道が広ければなぁとは思いつつ、一部地域住民の「クソ邪魔くせぇ」感はあったので、両車線埋めろというのも難しそう。交通規制するっていうのに渡れなくて困ってる君たちはお盆の東京駅の新幹線の切符売り場並ぶタイプだね。
まあでも他の大会よりは制限時間厳しい分、待つ時間は短い方ですね。

後半向かい風かつ登るのは季節的にも基本っぽいね。
まあ去年のいわきよりマシだったからこのくらいならという感じ。鍛えていても去年のいわきは心折れた気がする。

我が家からだと比較的乗り換えもしやすいのも良いですね。つくばは時間こそかからないが乗り換えが地味にめんどくさい。まあ新幹線だと金が結構掛かるけど。
あとは周りの飯とか観光は弱い。ないわけではないけど、体力を使いたくない前日、死にかけてる当日翌日とか回るのは大変。車ユーザー以外は日帰りかな。つくばはつくば駅前に色々あるのは強い。まあ普段も日帰りで行ける場所だけども。

加点要素は少ないが、マラソン大会として大事な部分の減点が少なくて良い大会という感じ。
スペシャルドリンクのところとか、ぜひ4時間切り狙えるランナーには一度体験してもらいたい大会です