Google Nest Hub(第2世代)レビュー

タブレットもあるしスマートディスプレイとかなんに使うの?と思ってましたが、睡眠モニターが付くというのでGoogle Nest Hub(第2世代)を発売日に購入。
AirTagも発売日に買ったし、こういうものの買い方が以前と変わってきた感じ。

置き場

これの悩ましいのは置き場であろう。睡眠モニターが正しく稼働するには、寝る場所とだいたい同じ高さで寝る場所の横に置け的な感じらしいが、そんな素敵ポジションに置く場所があることある?

サイズ感

いやまあこれは見たままですけどね。大きめのタブレットに囲まれている人としては明らかに小さく、これで動画を見たいとは一切思えないサイズである。 この辺が「買う意味わからん」と思っていたところですね。

スマートデバイスとして

これ自体はべつに第2世代でなにか進歩したわけではないでしょう。これまで通りGoogleアシスタントを使う感じである。 常時「OK,Google」と呼び出せば反応してくれるので、その他のスマート家電の制御はタブレットに比べるとやりやすい気がする。

まあしかし、まずスマート家電持ってる人がだいぶマニアックだし、設定も結構難しい気がするので知識のない人が手を出して良いもんじゃねぇって感じが割としますね。
もちろんスマート家電なくても色々できるけども、それでも簡単ではないよね。
スマートデバイスとして使わないとなると、カメラもないし何だこいつ感が強いデバイスになる。第2世代に限ればギリギリ睡眠モニター専用機にはなれるけど。

Alexaに慣れてた民としては、「OK」ってなんやねん。「Hey」って使わんがな。的にウェイクワードのはじめの部分が気に入らない。

スピーカー接続の悪いところ

スピーカーにつながるBluetooth受信機として「TaoTronics TT-BA09」を使っているが、これはBluetoothで2台接続できるが、音を出していると判定される方が優先(両方出していたら先につなげたほう)される仕組み

基本的にスマホ等につなげているときは、音声を止めるともう一方から受け付けられるようになるが、NestHubは残念ながら音が止まっても出している判定が切れず、一度つなげるともう一つつないだ側の音がずっと出なくなってしまう

これだけで音楽を聞くならつなぎっぱでもよいが、正直使えるサービスが限られ(AmazonMusicは使えない)、手動でもデータが入れられるわけでもないNestHubが音楽を聞くためのメインになることはなく、接続を切る選択をした

Nest Hubでやっていること・できなかったこと

やっていること

  • NatureRemoと連携して、テレビをつけて/消してでテレビのオンオフ
    • ただし電源ボタンしてるだけなので、オンのときにオンというと消える
    • 細かい設定も多分動く
    • たまにChromecast with Google TVを動かす謎
  • NatureRemoと連携して、照明のオンオフ
  • NatureRemoと連携して、エアコンのオンオフ
    • オンは使ったことないけど、「30分後にオフ」とかできるのすごく良い
    • 寝るときに暗くしたあとでもタイマーつけてねぇやと思ってできるの便利ね。
  • Tapoのコンセント→補助照明のオンオフ
  • 家から離れたら照明が消える
    • 基本メインの照明は主電源から落としてますが、たまに忘れるので
    • サブ照明も消せる
    • GoogleHomeの出かけるルーチンで設定
  • 「おはよう」の処理
    • 照明をつける
      • NatureRemoにシーンを入れておく
    • 音量を調整する
    • 睡眠の状況をこの場で伝えてくる
      • GoogleAssistantに睡眠状状況を聞く
    • ヤフー天気動画を流す(最後にしないとだめ?)
      • GoogleAssistantにヤフー天気動画を流してもらうように言う
  • 「おやすみ」の処理
    • 照明を消す
    • アラームの設定(デフォルト値)
    • 音量を調整する
    • 睡眠用サーウンドを流す(デフォルト値)

できそうでできないこと

できないことを行ったときの挙動が残念なときが多々ありますね。

Nest Hubの睡眠モニター

これがあるから買ったわけだし、これのレビューを。

2022年末まで無料らしい。その後はFitbit Premiumとかになるかもとのことだが、Fitbitユーザーとしては、早くFitbitとGoogle fit連携しろやという気持ちでいっぱいである。
現在のFitbit Premiumは月額640円(年額6400円)で、まあ大した機能ない感は強いけど、これが付くなら必要に応じて課金して行くと思う。 (しかしWearOSはTizenと一緒になるなど、まだ波乱がありそう)

見られるのは

  • 寝床にいた時間
  • 実質起きていた時間は省いた睡眠時間
  • 呼吸数
  • いびきした時間帯
  • 咳した時間帯
  • 明るさの変化があった時間帯

上2つはウェアラブル端末でもありますが、ほかはこれならではですね。
いびきとかは全然自分ではわからないしいいですね。
下のようにスマホのGoogleFitアプリで見ることもできます。

NestHubとFitbitの睡眠トラックとの比較

Fitbit Charge4での睡眠トラッキングしているので、比較してみる。
適当に月曜だからということで5/10を選んだが、この日はNestHubの睡眠モニタが稼働しなかった。。。

FP3級の勉強もあって遅く寝てる日が多いですね

先にまとめっぽいの

Fitbitのほうが体感と合っているのと、比較も何もNestHub睡眠モニタはものすごい変な判定をする日がちょいちょいある。
そこ寝てるどころかいませんよ、的なときとかは特にひどいですね。

置き方が悪い可能性もありますが、現状だとちょっと参考程度、Fitbitベースの付加情報程度かなという感じがしています。

以下が各日の比較です。
左がFitbit、右がGoogle Nest Hubです。

5/10

比較も何もGoogle Nest Hubは睡眠を測定せず…

5/11

Firbitは割とシビアで、本人は寝ているとおもっているところでも、「目覚めた」判定をしてきて睡眠時間に入れないため短めになりがち。
というので睡眠時間に差が出ている。
NestHubの方もこの画像にはないが、この辺目覚めてたね的なグラフが出る。一致はしてない感…。

5/12

ない図の説明をするなという感じかもだが、Fitbitは寝た直後に「目覚めた状態」が多い(左図)が、NestHubは5時半~7時くらいが「目覚め」になっていて(これが載ってないところ)ちぐはぐ

5/13

ちょっとまて、NestHub(右)の11~12時の睡眠なんだ???
というのでもう一枚添付。23~24時の模様。呼吸が取れないのに寝ているとはどういうことだ・・・。

目覚めてたのもちょっとずれてますね。

呼吸が取れてないのに寝ている判定とはいかに

5/14

特に語ることはない

5/15

安眠の日

5/16

NestHub(右)では22時半くらいから寝床にいたことになってるけどそんなことはないぞ・・・

5/17

NestHub(右)で9~10時に2度寝したみたいになってますけどなんですかこれ…。平日二度寝はないのでおかしすぎる。

5/18

2日連続の二度寝は草。なんなら9時はランニングで外に出て不在な気がするけど(笑

5/19

NestHub(右)では謎の4時に起きた形跡があり、NestHubのほうが睡眠時が短くなっている。
一方Fitbit(左)では深い眠りの中である。
この日どうだったか思い出せないけど、多分こんな目が覚めて寝られない状態はなかったと思われる。

5/20

何があったwww
NestHub(右)だと完全に寝られなくて困ってる人じゃねぇか。
とりあえず普通に寝てました。FP3級の勉強で削られている睡眠時間をなんとかしようと深く寝てると思うくらいには。

5/21

割と整合している気がする

5/22

NestHubは7時台に謎の起床。トイレくらいには起きたかもしれないけど、こんな長くは起きてないはず。

5/23

この日は寝られなくて0時に寝ようとしたけど寝られず2時を過ぎたことは確かなので、ともにちゃんと判定されている。

Nature Remo + Google Home(Nest Hub)で照明を操作する

睡眠モニタがついたというのでGoogle Nest Hub(第2世代)を購入した。ならばもっと活かそうとNature Remoと連携させようとしてみた話です。

Nature RemoとGoogle Homeの連携を普通に行うと、照明はオン/オフのみの動きしかできない。 うちのPanasonicので言うと、「点灯」と「消灯」を押すことのみである。
しかしやりたいのは「全灯」「白い色」「暖かい色」の部分を押すとかそのへんである。

IFTTTをかますのでもできるが、もっと簡単にできることを発見したので残しておく。

ちなみにPanasonicのこの機種の「点灯」は前回の明るさ&色味を記憶している。 (ただし全灯とかの部分を押した場合は記録されない。明るさとか色味の無段階調整の方を使うときに点灯の状態が設定される) この記憶部分は自分は寝る前の最も暗く暖かい色の状態を維持したいので、「点灯」ではなく別のボタンを押したいと言う感じ。

やり方は簡単に言えばNature Remoのシーンを使えば良い。のだけど、意外とNature Remoとの連携がちゃんとできるようになったのが比較的最近らしく、調べても新しい方法でどうするみたいなのが少なく見つからなくて色々いじっててようやくわかった感じになる。

下記iPhoneアプリでやってますが、Androidでもほぼ同じ可と思います。

NatureRemoの設定

NatureRemoのアプリで設定します。

まずは通常通り、照明を登録する。 Panasonicのこの機種なら(今は)大体自動で登録されるが、一部ボタンが登録されない。 必要なボタンが登録されない場合、認識しない場合はボタンを手動で追加する。

続いて今回のポイントのシーンの追加。これは本来複数の操作をまとめる機能のようだが、今回は一つ、押したいボタンを押すシーンを追加する(必要なら複数の操作を登録でも良い) 朝のために適当に「起きる」というシーン名で上の2枚めの画像で入れた「全灯」ボタンを押す操作を入れる

まあ一つだけ登録するなら「全灯にする」みたいなシーンの方がわかりやすい気もします。

Google Homeの設定

Google Homeのアプリで設定します。「ルーティン」を使います。

この際「スマートホームデバイスの調整」で行うわけだが、素直に「照明やコンセントの操作」で行おうとすると、上述の通りオン/オフしかできない。 しかし「シーンの操作」であれば先ほど登録した「起きる」が存在していてこれを実行することができる。

下記のような設定で、「OK、Google。おはよう」と言うと電気が全灯でついて、ついでに色々と他のタスクも順に行ってくれる感じになります。
GoogleHomeで指定すれば、自動的にGoogle Nest Hubが反応してく

タイマーでつけるとかはNatureRemo単体や、そもそもこの照明器具単体でできたけど、自分が今こそ起きるとぞというタイミングで声だけでできるようになったのが今回の強みですね。